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zoom RSS 2006年版「日本沈没」DVD発売記念@ 本編について

<<   作成日時 : 2007/01/22 05:26   >>

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何を今更・・・・・という感じもしますが、
この樋口真嗣監督リメイクの2006年版「日本沈没」のDVD発売を記念して、
この作品について感じた事等を述べていきます。

私個人的には、公開後にアチコチで目にした、ある意味狂信的な旧作ファンの
この作品に対する批判は、あまり賛同できませんでした。

確かに旧作は、様々な面で比類なき名作である事は周知の事実ですし、
私自身もそう思います。

ですが、当作品の内容に対しての建設的な意見や批判・感想ならともかく、
感情的になっているとしか思えないネット上の書き込みや、
樋口監督自身への誹謗中傷については、どうかと思います。

たぶんこういう人達にとって、今回のリメイク版「日本沈没」は、
旧作をそのままに、今のCG技術やVFX技術で製作された作品を期待して
いたのに、自分の求めていた作品とあまりにもかけ離れていた為に、
”かわいさあまって憎さ100倍”になった事は想像できます。

正直言えば、私だって今の最新の特撮技術で描かれた
完全に沈没する日本列島の姿や、富士山大噴火の映像は観たかったし、
期待もしていました。

公開前に”日本が沈没しない”と知った時には、テンションがた落ちでしたが、
いざ公開後に当作品を観てみると、私的には十分楽しめました。

まあ私の場合は、運良くこの作品のエキストラに参加できて、
撮影現場で樋口監督以下スタッフの皆さんや、出演者と直接触れあえたので、
普通に当作品を観た人達よりも何倍も愛着があるし、
どうしても擁護に回ってしまうという事は認めます(苦笑)。

そういう点も踏まえて、旧作と本作の自分の考えを以下に述べたいと思います。
尚、あくまでも私見ですので、考えが合わない方もおられると思います。

<旧作と本作の比較>

@小野寺俊夫:引き分け
  藤岡さんは私の中で、どうしても本郷猛のイメージと重なってしまい、
  草なぎさんは線が細いので、潜水艇パイロットのイメージにちょっと
  違和感があります。
  演技的にはお二人の役者としての個性が生かされているので、
  旧作・本作ともいいと思います。

A阿部玲子:本作の勝ち
  旧作のいしだあゆみさんの玲子は、原作通りの”お金持ちのお嬢様”という
  イメージは合っていたのですが、私には黒ビキニ(笑)と被災した時の
  電話ボックスのシーン位しか印象に残っていないので、
  本作のハイパーレスキューという玲子の設定は成功したと思います。
  柴咲コウさんの、シーン毎の表情の違いもが楽しめました。

B田所雄介博士:旧作の勝ち
  本作の豊川悦司さんの田所博士もよかったので、引き分けにしたい
  ところですが、やはり小林桂樹さんの田所博士には誰も敵いません。

C山本総理:旧作の勝ち
  石坂浩二さんの、中国に旅立つ前のシーンの演技に感動しましたが、
  丹波哲郎さんの山本総理の、強い信念と決断力のある姿は
  政治家の一つの理想の姿なので、僅差で旧作です。

Dその他の出演者;引き分け
  島田正吾さん演じる旧作の渡老人は、出番は少ないにもかかわらず
  この作品には無くてはならないキャラなので、本作に出ないのは
  残念でしたが、本作の鷹森沙織大臣やひょっとこメンバーも
  私的には負けていないと思います(本作贔屓が強いですね)。
  結城は文句無く本作です(死んじゃったので印象大)。
  野崎官房長官も憎たらしくてグー。
  何故か本作の幸長助教授がお気に入りキャラの一人です。

ED計画:引き分け
  本作ではD計画本部や計画自体の描き方が不十分な気がしますが、
  避難の描写は負けていないと思うので、富士山に向かう避難民の一人
  として引き分けです。

F災害シーン:引き分け
  本作のミニチュアとCG等を駆使した映像は素晴らしいのですが、
  ミニチュアとわかっていても、旧作のインパクトは強いので、
  これも引き分けです。
  
G作品の緊迫感:旧作の勝ち
  これは圧倒的に旧作の勝ちです。
  作品の製作方針が違うのでしょうがないのですが、
  本作にももう少し緊迫感が欲しかった気がします。
  (時間経過がわからなかったのが原因の一つかも)

Hメカニック:新作の勝ち
  わだつみ自体のデザインは旧作の方が私好みですが、
  本作ではちきゅうやしんかい、本物の自衛隊の装備を使った事が
  ポイント高いです。
  私も「しもきた」「C-1」「LCAC」に乗りたかったっす。

I総合:引き分け
  上記@〜Hの総合では旧作の勝ちですが、本作にはやはり自分自身が
  参加したのと、我が長野県のそれも私の地元を溶岩と火の海にして頂いた
  樋口監督に敬意を表して引き分けとしました(思いっきり身贔屓)。

<本作について思った事>

@小野寺・玲子・美咲の関係
  3人の関係が感情移入できないという意見を結構見かけました。
  確かに本編の描き方だけでは不十分かもしれません。
  でも本編に描かれていない部分の心の交流も多くあった筈なので、
  私はさほど気になりませんでした。

A小野寺のワープ現象
  この作品で時間が語られるのは、日本沈没のリミット日数のみで、
  それ以外は劇中で出て来ない事から、小野寺は結構時間をかけて
  移動しているという事もあるのではないでしょうか?。
  オフロードバイクに乗って山越えとかしていたりして。
  実際には映画のご都合主義の賜物でしょうけど、
  そんな事を考えるのもちょっと楽しいです。

BD−3計画
  もしも小野寺と結城が組んで潜っていたら、乱泥流を回避できたし
  2人とも死ぬ事は無かったかも・・・とつい思ってしまいます。

  それにわだつみ2000を使うよりも、外国から他の潜水艇をチャーター
  できなかったのか?。もしくは日本には他に潜水艇が無いのか?
  といった事も結構気になりました。

  あと計画の実施により、海底地形が変わった事に伴う潮流の変化や、
  大気中に拡散した海水による異常気象や広範囲の塩害、
  新たな地殻変動の可能性等、絶対に”地球からのしっぺ返し”が
  あるのではないでしょうか?。

Cもっとも気に入らなかった点
  D−3計画に使用した爆弾の名称が「N2爆薬」だった事。
  樋口監督が係わった作品とはいえ、何もエヴァから持ってこなくても
  別の名称でよかったのでは?。

  気に入らなかった訳じゃなかったんだけど、
  「奇跡は起きます。起こしてみせます」のセリフが
  トップをねらえ!からの流用だったというのも、ちょっとショックでした。

D作品全体
  前作は人間ドラマという点をある程度希薄にした事により、
  日本沈没が強く印象づけられた成功だったと思います。
  (特に小野寺と玲子の関係が私には理解不能)

  樋口監督の心中に「同じ作品を作らない」という思いがあったのかも
  しれませんが、本作は人間ドラマを入れようとするあまり、
  正直言って全体的に中途半端になった感は否めません。
  ただ色んな部分で日本特撮映画界に一石を投じた作品になったと思います。

次回Aは私事ですが、DVDで観て初めてわかったエキストラ出演カット等を
公開します。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こういう新旧比較は初めて見ました。面白い企画ですね!
次回も楽しみにしています。
ラコスケ
2007/01/25 00:31
今回はとりあえずDVDのディスク順に合わせて、少しの間続けて、今迄の日本沈没関連記事の締めくくりにしたいと思ってますので、今しばらくお付き合い頂ければ幸いです。
太っちょうさぎ
2007/01/31 23:38

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